失敗談を公開する理由
投資の成功体験は多く語られますが、失敗談はあまり表に出てきません。でも、失敗から学ぶことのほうが多いと感じています。
僕が実際に経験した3つの失敗を、同じ轍を踏まないための参考にしてください。
失敗1: 信託報酬が高いファンドを買ってしまった
投資を始めた当初、「有名な運用会社のファンドなら安心だろう」と思って、信託報酬が年率1.5%のアクティブファンドを購入しました。
当時は信託報酬の重要性をよく理解していなかったのです。
実際の損失
| ファンド | 信託報酬 | 5年後の差(100万円投資・年率5%想定) |
|---|---|---|
| 高コストファンド(1.5%) | 1.5% | 約114万円 |
| 低コストファンド(0.1%) | 0.1% | 約127万円 |
| 差額 | — | 約13万円 |
5年間で約13万円の差が出ます。20年なら差はさらに大きくなります。
教訓: ファンドを選ぶ前に必ず信託報酬を確認する。0.2%以下を目安にする。
失敗2: 暴落時に一部を売ってしまった
2020年のコロナショックで株価が急落した時、「もっと下がる前に一部売っておこう」と思って積立中のファンドを一部売却しました。
その後、株価は急回復。売却したタイミングが底値に近く、大きな損失が確定してしまいました。
売却のタイミングと損失
- 売却時の評価額: 80万円(元本100万円)
- 売却による確定損: 20万円
- 売却しなかった場合の1年後の評価額: 約110万円
「売らなければ30万円の利益になっていた」という事実は、今でも苦い記憶です。
教訓: 暴落時は売らない。長期投資では「持ち続けること」が最も重要な判断。
失敗3: 生活費を削って積立額を設定した
「早く資産を作りたい」という焦りから、月収の40%を積立に回す設定にしました。最初の数ヶ月は良かったのですが、急な出費(車の修理)が重なり、積立を一時停止せざるを得なくなりました。
積立を止めた期間は、ちょうど株価が上昇していた時期でした。
教訓: 積立額は「なくなっても生活に支障がない金額」に設定する。月収の10〜20%が現実的な目安。
失敗から学んだ3つのルール
- ファンド選びは信託報酬が最優先: 0.2%以下のインデックスファンドを選ぶ
- 暴落時は売らない: 設定したら基本的に放置する
- 積立額は余裕資金の範囲で: 生活防衛資金を確保してから始める
まとめ
投資の失敗は、知識があれば防げるものがほとんどです。僕の失敗談が、これから投資を始める人の参考になれば嬉しいです。
失敗を恐れて始めないことが、最大の機会損失です。小さな失敗から学びながら、長期的な資産形成を続けることが大切です。
参考: 投資信託協会「投資信託の基礎知識」https://www.toushin.or.jp/



